2013年8月3日
今 テレホンカードを常時持ち歩いている人っているんでしょうか?
10円硬貨しか使えない公衆電話を覚えているでしょうか?
長距離電話はあっという間にガシャと音をたてて10円玉がなくなります。
大量の10円を準備しなければ話の途中で通話できなくなることはしばしば
だから 10円硬貨は重要なアイテムであったような気かします。
後に100円硬貨が使える公衆電話が登場しましたが
お釣りは出なかったと記憶しています。
だから10円硬貨が足りないと困りました。
たった10円の重みです。
テレホンカードの使える公衆電話が普及したのは
NTTになる前の昭和60年前後じゃなかったでしょうか
デジタルの液晶の赤い数字が減っていくのが画期的でいた。
カードの残数が減るとピーとアラート音が鳴ります。
この音がなるとドキドキしました。
次のテレホンカードを補充します。
補充したテレホンカードに残数が無かったら・・・
電話が切れちゃいます。
(だから少しだけドキドキします。)
新たな残数の赤い数字が表示されます。
なんか公衆電話には情緒がありました。
私は社会人になりたての頃 ポケベルを持たされました。
文字盤の出る前の初代ポケベルです。
会社へのコールバック専用です。
会社に電話を掛けて留守番に要件を確認します。
ピーピーと鳴ると公衆電話を探します。
「○○さんと○○さんに大至急折り返し電話しろ」
毎回 急ぎの要件はいい話がありません。
面倒な要件ばかりです。
渋滞でイライラの時に限ってポケベルは連打でなります。
車を路肩に寄せて公衆電話を探します。
だから時折 ポケベルを会社に置いていくこともありました。
今、思うと 得意先の電話番号はほとんど暗記していたような気がします。
今でも昔のお得意先の電話番号は覚えています。
最近のお得意先の電話番号はまったく覚えていません。
携帯電話のアドレス帳で電話番号を覚える必要はなくなりました。
社名 検索で 電話番号を調べるのも手間いらずです。
私が社会人になりたての頃
通信手段は、電話とファックス なんか情緒がありました。
直筆ファクスの手紙は感熱紙に気持ちが染みていました。
染みていたのは感情です。
大至急って書いてあると急いでしまします。
深夜にファックスが届くと
遅くまで頑張っているんだなって感じます。
電話は要件以外の世間話が重要でした。
世間話の長電話は人と人とのつながりを多く感じました。
要件は一言で終わるんですが
要件までの世間話は、時には無駄と思えましたが潤滑油のようなものです。
最近 直筆の文字めっきり見る機会が減りました。
今 何でもメールで事足りてしまう事が多くあります。
確かに便利です。 が 大切な無駄が失われつつあるような気がしました。
そんなことをふと思った今日この頃です。